column海坂カンパニーの新卒者向け求人案内:採用のためのストーリーのSAMPLE

海坂カンパニーの新卒者向け求人案内:採用のためのストーリーのSAMPLE

自社のストーリー=『物語』を綴ります。

私たちは各社の基本理念に基づき、言葉を用いて理解と共感を浸透させるためのストーリー=『物語』を綴るサポートを行っています。

現在、人口減少社会が深刻化し、若年層の労働力不足という形で顕在化しています。新卒者を含む若者の採用は年々難易度が上がっており、企業側もこの課題に対応するために、さまざまな手法を駆使して採用力の強化に取り組んでいます。

その中で、特に注目されるのが企業のブランディング戦略です。テレビやインターネットで目にする大手企業、特にBtoB企業のCMの多くは、商品やサービスのプロモーションではなく、「企業そのもの」のPRに焦点を当てています。これらのCMは、企業の理念やビジョン、社会的意義を伝える内容が主であり、一般的な商品・サービスをプロモーションする「広告」とは異なるCM効果を狙っています。

例えば、大手建設会社が制作したアニメーションを活用したCMがあります。一見すると「誰もが知る大企業が、なぜ自社そのものをPRするために多額の費用を投じるのか?」と疑問に思うかもしれません。しかし、CMで使用されるキャッチフレーズやビジュアル表現から、その意図が明確に伝わってきます。ターゲットとして想定されているのは、若者、それも働き始める前の学生層です。

大手企業であっても(特にBtoBの企業にとっては)多額の費用を掛け、まだ新卒者に向けてCMを打ち、自社を認知してもらう必要性が高まっていると言えます。

今はまだまだ私たち自身が新卒者や若者を採用できる規模には達していませんが、近い将来、新卒者採用を行う際に用いる当社のストーリーを少し綴ってみたいと思います。このストーリーには、私たちがどのような理念を持ち、どのような未来を目指しているのかを盛り込み、若い世代にとって魅力的でありながら信頼できる企業像を描いています。

当社の新卒者に向けたストーリー

【新卒者向け:海坂カンパニーのご紹介】※あくまでもSAMPLEです。

海坂カンパニーの設立の契機は約20年前、2001年に遡ります。この年は21世紀の幕開けとなる一方で、大学を卒業し社会人になる新卒者たちにとって非常に厳しい就職環境が待ち受けていました。後に「就職氷河期」と呼ばれるこの時代、学生たちは不安の中で未来を模索していました。

大学を卒業する学生数に対して、新卒者を採用する企業数が明らかに不足しており、多くの若者が「不本意」な就職を余儀なくされました。この状況は彼らにとって大きな試練であり、「仕事」とは何か、「仕事」を人生の中でどのように位置づけるべきかという深い問いを投げかけるものでした。

就職活動の中で「自己分析」というツールを用いて自分を見つめ直した新卒者の多くは、このような問いを抱えながらも、答えを見出せないまま社会人としての一歩を踏み出しました。その後、日々の仕事や生活の中で、かつて熟考した問いを忘れてしまう人も少なくありませんでした。しかし、一部の人々は社会人となった後も「仕事」の意味について問い続けました。

人は人生の多くの時間を「働くこと」に費やし、その約90%(約6700万人)が法人=会社で雇用されています。この現実から考えると、人は人生の多くを「会社内」で生きていると言えるでしょう。こうした事実を踏まえた一人の人物が辿り着いた答えの一つは、「人にとっての『仕事』の意味は、会社がストーリー=『物語』を以て位置づける必要があるのではないか」というものでした。

この考えが海坂カンパニー設立の原点となり、「物語」を通じて人と会社、そして社会の関係を再定義しようという試みが始まりました。それは単なる採用や雇用の枠を超え、仕事を通じて人生に意味をもたらす新たなアプローチの始まりだったのです。

創業の想い、従業員が大事にすべき思い、そして皆で守るべき社風。それらは「空気」のように常に周囲に漂い、会社の文化や価値観を形作っています。しかし「空気」のような存在だからこそ、その大切さを簡単に見失ってしまうこともあります。だからこそ、「みんなが分かっているはず」の想いを、常に明文化し、共有することが重要だと考えます。

海坂カンパニーは、各社固有の歴史や社風をストーリー=『物語』として形にすることで、企業文化を次世代に継承するお手伝いをしています。
この『物語』は、企業の創業から現在に至るまでの歩みや理念を伝えるだけでなく、これから入社してくる若者へは、企業のビジョンや価値観を分かりやすく伝え、未来を担う社員たちが安心して働き始められるようにします。会社を中核として支える中堅社員にとっては、彼らが自身の役割を再認識し、会社の成長を支える存在であることに誇りを持てるようサポートします。そして、次世代に伝承するベテラン社員は、長年の経験と知識を次の世代に引き継ぐ重要性を感じてもらい、継承の意識を高めます。

人が人生の中で多くの時間を費やす「働く」こと。それは好むと好まざるとに関わらず、人の人生の足跡の大部分を占めるものです。だからこそ、❝この会社で❞「働く意義」を明確に示すことが重要だと考えます。私たちは、ストーリー=『物語』を通じてその意義を伝えることで、その会社で働く一人ひとりが「充実感」を感じられる環境を創り出すお手伝いをしています。
海坂カンパニーが求める人材像は、「学ぶことが好きな人」です。

クライアント企業のストーリー=『物語』を綴るためには、幅広い学びが必要となります。歴史を学ぶこと、社会のことを学ぶこと、産業・業界のことを学ぶこと、仕事のことを学ぶこと、人の気持ちを学ぶこと。これらの学びを重ねることで、企業のストーリーはより豊かで意味深いものとなります。

基礎となる学問は社会学、経済学、哲学、心理学、法学、文学など多岐にわたります。これら幅広い学問的基盤の上に紡がれるストーリー=『物語』は、各社の採用、教育、処遇といった人事労務管理の基礎を固め、そこで働く人々の指針となります。

海坂カンパニーのコアコンピタンスの源泉は、「学ぶことが好きで」、しっかりとした学問的基礎に基づいて仕事を行う社員一人ひとりです。社員それぞれが学びを深め、それを仕事に活かすことで、クライアント企業の課題解決に寄与しています。

採用支援を提供する会社は数多く存在します。しかし、海坂カンパニーは長い時間をかけてクライアント企業と向き合い、採用支援のみならず、人的資源管理の質の向上までを視野に入れた支援を行うことが独自の価値であり、私たちの強みです。

各社固有のストーリーを綴る私たちの仕事には、定型化されたルーティンワークは存在しません。私たちの日常は、想像力をフル稼働させ、クリエイティブな創作活動の連続です。

人にとって、人生にとって、「仕事」とは何なのか。「仕事」を人生の中でどのように位置づけるべきなのか。この難問に対して、私たちは学問的基礎をじっくりと固めながら、各社のストーリーを綴るという実践を通じて問い続けています。このようなテーマに共感し、共に取り組みたいと願う方を、心からお待ちしています。

海坂カンパニーの社員は「学び」を大切にしています。学問的基礎を深めることで、クライアント企業で「働くことの意義」を見出し、働く人々が迷いのないキャリア形成を行えるようサポートします。私たちはこうした取り組みを通じて、充実した人生を歩む人々を増やせると信じています。

海坂カンパニーでは、社員の「学ぶ機会」の創出を最優先事項に掲げています。「学ぶ」ための時間の確保、費用の支援、そしてモチベーションを高める仕組みづくり、これらは確実に保障されています。なぜなら、社員の「学び」こそが提供するサービスの質を支える根幹であると考えるからです。

私たちは、幅広く、そして深く「学ぶ」ことを楽しみ、その学びを実践に活かせる人材を求めています。「学んだこと」を通じて、人々の「働く意義」を明確にし、人生に充実感をもたらす支援を行う。このような仕事に興味を持ち、情熱を注げる方からのエントリーをお待ちしています。

知識の涵養には時間がかかることを、私たちはこれまでの経験から理解しています。そのため、長期的な視点で社員の成長を見据え、一人ひとりが自身のペースで学び続けられる環境を提供します。
共に学び、成長し、働く人々の人生に価値を加える仕事に参加してみませんか。

【事業内容】
・求人用広報文章の作成・執筆
・社史編纂
・人材教育プログラムの設計
・人事処遇制度の設計

【仕事内容】
・経営者および経営層、社員へのヒアリング
・クライアント企業の沿革の精査
・地域の歴史と業界史の把握
・広報用文書の作成・執筆
 
【研修制度】
・毎週、経済学、社会学、哲学、心理学、文学を領域とする輪読会を行っています。
・各種社外研修への参加を奨励しています。

※上記はSAMPLEです。

Recommended Articles